2017年5月14日の「林先生の初耳学」で、 「これまでのダイエットにまつわる常識を覆す3つの事実」が紹介されました。
Amazonの「食、栄養部門」で売上げ1位となった「太らない間食」。これまで多くの人が信じていた、「糖質制限ダイエット」や「ササミ」、「空腹時の運動」は、なんと太りやすい!という、ダイエットに関する新事実が明らかに。
事実を知って効率よくダイエットができるといいですね!
Amazonでバカ売れしている「太らない間食」
発売してすぐ、Amazonの食、栄養部門売上げ1位を記録。
これまで多くの人が信じていたダイエットに関する事実を覆し、新事実を紹介し、大ヒットとなりました。
ササミばかり食べていると太りやすい!?
ダイエットの定番のたんぱく源といえばササミ。しかし、ササミばかり食べていると、太りやすいのだそう。
臨床栄養実践協会理事長、足立香代子さんによると、肥満の原因と言うのは糖質と脂質のとりすぎによるもの。
糖質と脂質を代謝するためにはビタミンB1とB2が必要なのですが、ササミにはビタミンB1、B2が極めて少ないのです。
ササミばかり食べているとビタミンB群が不足し、糖質、脂質が代謝されない、つまり太りやすい体質になってしまうのです。
糖質制限ダイエットはリバウンドしやすい!?
短期間で体重が落ち、大ヒットとなった糖質制限ダイエット。
しかし、最新の調査結果によると2人に1人がリバウンドしているというのです。
糖質を極端に制限すると、脳が糖質を欲してしまい、結果的にその反動でリバウンドしてしまうのです。
空腹時の運動は痩せにくい!?
空腹時に運動すると、脂肪を燃焼しやすいと聞いたことはありませんか?実際にジムに通う人に効いた結果、ほぼ100%の人が空腹時に運動していると答えました。
体内の脂肪を効率良く燃やすには空腹時の運動!というのがこれまでの定説でした。
しかし、これは大きな間違いだったのです。
空腹時に運動すると、「糖新生」という現象が起こります。
これは肝臓が糖を作り出すという現象で、糖新生が起こると、血糖値が上昇します。そして血糖値が上昇すると、次にそれをさげようとしてインスリンが出てきます。
インスリンは通称「太らせるホルモン」とも言われ、糖分を脂肪として体内にため込むという特徴があるのです。
空腹時の運動で血糖値が上がり、その上運動後の食事でも血糖値が上がるため、さらにインスリンの分泌が増加し、太りやすくなってしまうのです。
痩せやすくするには、運動前にナッツなど、200kcal程度の間食をとると、血糖値の上昇が抑えられるのでおすすめだそう。