2017年1月17日の「林修の今でしょ!講座」の放送内容は「あなたの知識はもう古い!?最新研究で分かった名医の『朝食検定』」。
肉と魚、どっちが朝食に良い?パンは焼く?焼かない?なぜ朝食を食べても太らないの?など、朝食に関する様々な最新研究の結果を2択の問題で名医がレクチャーしてくれます。
より良い朝食にするためにとても参考になりそうですね!
朝食の献立の参考に!朝食検定クイズ
Q:朝食で食べると栄養の吸収率が上がる野菜は?
A:トマト B:ホウレン草
正解→トマト
朝食は英語でbreakfast。断食を破るという意味の言葉です。
絶食期間明けに体は栄養を欲していて、リコピンの吸収率が高くなります。
Q:トマトのリコピンを吸収しやすく食べるには?
A:生のまま B:加熱してスープ
正解→加熱してスープ
加熱すると栄養素が吸収されやすい形に変わる。腸からの吸収率があがり、その吸収率は約3倍に!
1日にとりたいリコピンはトマト3つ分ですが、トマトジュースなら1缶でOK。トマトジュースを電子レンジで加熱すれば即席のトマトスープに!
Q: 朝食を抜き続けるとリスクがあがるのは?
A: 火照り B:冷え性
正解→冷え性
朝食を食べていない人は冷え性のリスクが2倍に!
臓器を動かすエネルギーを必要とする朝。朝食をとると臓器が活発に動きはじめ血の巡りも良くなります。
名医が体を温めるのに朝食におすすめするのは温かい具だくさんスープ。スープで体温をあげ、噛む回数を増やし、口の筋肉を使うことでも熱を発生させます。
Q: 朝食を抜き続けるとリスクがあがる危険な病気は?
正解→脳卒中
朝食抜きを続けていると脳卒中のリスクは36%もあがります。
空腹によるストレスで血圧が上がり、脳卒中のリスクが大幅にあがるのです。
Q: 朝食時、風邪予防により効果が期待できるバナナの色は?
A: 黄色 B:熟した黒
正解→熟した黒
最新の研究結果によると、黄色いバナナより熟した黒いバナナの方が8倍も免疫活性効果が高いそう。
Q: 朝食時、風邪予防に効果的な、カテキンを多くとれる緑茶のいれ方は?
A: ぬるめのお湯 B:沸騰するくらいのお湯
正解→沸騰するくらいのお湯
カテキンは高温で抽出されやすい。
Q: 朝食時、かぜ予防や喉の炎症を抑える、より効果的な大根おろしの部位は?
A: 根の先端 B:葉に近い方
正解→根の先端
イソチオシアネートという大根の辛み成分には殺菌成分が含まれており、葉に近い部分に比べ、根の先端は約10倍。
だたし、このイソチオシアネートは熱に弱いため、大根おろしで食べると効果的。
Q: 朝食に食べると栄養の吸収が良い食材は?
A:肉 B:魚
正解→魚
マウスで実験した結果、朝に摂取した方がEPAやDHAなどが多かった。
DHAやEPAは睡眠中に燃えてしまうので、朝食にとることで燃焼されずに蓄積されると考えられます。
Q: 魚の栄養(EPA・DHA)をより摂取できる食べ方は?
A: 焼き魚 B:刺身
正解→刺身
DHAやEPAは熱に弱く、焼くと20%減少する。また焼くことでDHAやEPAは流れ落ちてしまう為、できるだけ生で食べたほうがより多く摂取できます。
Q: 魚の栄養(EPA・DHA)がより豊富なのは?
A: 養殖の魚 B: 天然の魚
正解→ 養殖の魚
養殖の魚は天然の魚に比べ、安定して良質なえさを与えられています。
1日に必要なDHA、EPAは1g以上をマグロでとる場合、養殖だと4貫、天然だと40貫も必要。
Q: 朝食で食べると長時間脳へのエネルギーを供給しやすいのは?
A: 白いパン B: 茶色いパン
正解→ 茶色いパン
茶色いパンの材料は全粒粉で、小麦を皮ごとすりつぶして粉にしたもの。食物繊維が豊富で糖の吸収も穏やかなので、脳に長時間エネルギーを供給することができます。
最新の研究で、朝食をとる生徒はテストで平均点以上をとる確率が高いことが分かっています。
脳のエネルギーであるブドウ糖をゆっくり、長時間送り続けることがポイント。
Q: 朝食に食べると長時間脳へのエネルギーを供給しやすいのは?
A:焼いたパン B:焼いてないパン
正解→ 焼いたパン
パンを焼くとでんぷんが吸収しにくい形に変形し、糖の吸収が穏やかになります。
Q: 最新研究でわかった!朝食を食べても太らない理由は?
A:1日の汗の量が増えた B:1日の食事量が減った
正解→ 1日の食事量が減った
朝食を抜くと、お腹がすいて次に食事がドカ食いになりやすい。
また、朝食時に高たんぱくのものをとると、脳の食欲に関する活動が低下します。
おすすめの高たんぱく食材は、卵、納豆、チーズ、しらす、ヨーグルトなど。
朝食レシピ本