2016年10月15日の「世界一受けたい授業」で、管理栄養士の佐藤秀美さんが、「知らないと損する新食材ベスト5」を教えてくれました。
それはズバリ、ワイルドライス、チャーガ、ビーツ、グレープシードオイル、スピルリナ、もち麦、ブロッコリースーパースプラウト。
ではそれぞれどのように体に良いのかご紹介します。
栄養士が選んだ「知らないと損する新食材ベスト5」
第5位 ビーツ
貧血や美肌に効果があり、高血圧予防としても今注目の食材。
見た目はカブに似ていますが実はほうれん草の仲間なのだそう。
血圧を下げるビーツジュースが番組で紹介されていました。
材料(1杯)
・ビーツ 100g
・バナナ 1/2本
・レモン汁 15cc
・水 150c
適当な大きさに切り、ミキサーで撹拌するだけ。
実際にビーツジュースを飲んで実験が行われていましたが、高血圧の男性の血圧がわずか1時間で下がっていて、本人も驚きの結果となりました。
第4位 グレープシードオイル
グレープシードオイルとはブドウの種を絞ったオイルで、ビタミンEの含有量が豊富なのが特徴。
ビタミンEは強力な抗酸化作用があり、アンチエイジングにはかかせない栄養素。一般的にビタミンEが多いと言われているオリーブオイルの4倍もの含有量なのだそうです。
クセがないのでサラダにも。野菜にかけて食べると栄養素の吸収率があがるのだそうです。番組ではトマトにかけるとリコピン等の吸収率があがると、おすすめしていました。
第3位 スピルリナ
湖などに自生する藻の一種であるスピルリナ。その注目すべき特徴はたんぱく質の含有量。
たんぱく質が豊富な食材として有名なササミは100gあたり27%。それに対し、スピルリナは実に70%というから驚き。
さらに、必須アミノ酸と言って、人体で作り出すことのできない9種類のアミノ酸、イソロイシン、トリプトファン、トレオニン(スレオニン)、バリン、ヒスチジン、フェニルアラニン、メチオニン、リジン、ロイシン。
スピルリナはこの必須アミノ酸全てを含む、まさにスーパーフード。
こちらようなの粉末であれば、ジュースにして飲んだり、パンケーキに入れたりできて便利。
またチャーハンに入れたり、焼きそばにかけたりと、青のりのような使い方もできるのだそう。
第2位 もち麦
今年数々の番組でも取り上げられ、このブログでも紹介しているもち麦。
もう試されたという方も多いのではないでしょうか!?
もち麦の特徴は食物繊維の含有量。食物繊維が豊富といわれる玄米の4倍以上にも。
白米ともち麦を1:1で炊いたご飯、「5割もち麦ご飯」一杯分で、ごぼう1本分の食物繊維が摂取できるのだそうです。
番組ではかなり重症の便秘である井上咲楽さんが、3日目から便通があり、それから7日めまで毎日の便通があったそうです。
また、腸内環境が整うと、体の免疫力もアップし、インフルエンザなどの病気にもかかりにくくなるそうです。
第1位 ブロッコリースーパースプラウト
TV番組でも度々紹介され、その度にスーパーでは売り切れになるスーパーフードの常連、ブロッコリースーパースプラウトが第1位でした。
ブロッコリーの新芽である、ブロッコリースプラウト。あらゆる栄養素がギュッと詰まっているとのこと。
そして、最大の特徴はスルフォラファンという、発がん抑制が期待できる成分が豊富であること。
これまで、成熟したブロッコリーにも多いと言われていたスルフォラファンは、新芽だとその20倍もの含有量が。
またブロッコリースプラウト(スルフォラファン)が、うつ病予防になるという論文も発表され、再び注目をあびています。
ブロッコリースプラウトは辛みを感じるぐらい細胞をすりつぶすように良く噛んで、酵素を働かせるのが良いそうです。
また、βカロテンが豊富に含まれているブロッコリースプラウトですが、グレープシードオイルをかけるとさらに吸収率がアップするのだとか。
以上がベスト5でした。
番組ではこの他にもスーパーフードが紹介されていました。
ワイルドライス
マコモという植物の種であるワイルドライス。ビタミンB2の含有量が注目すべき点。ビタミンB2が豊富と言われる玄米と比べても、約7倍も含まれています。
ビタミンB2は肌荒れ予防になるそう。
サラダ、スープ、ライスなど、意外と使い勝手がよく、味は淡白で邪魔にならないそうです。
チャーガ(幻のキノコ)
ロシアや北海道などの白樺に寄生しているキノコ。免疫力を高める作用のあるβグルカンが豊富で、生活習慣病の予防に役立ち、抗酸化作用も高いので、アンチエイジングにも。
お茶にして飲むそうで、番組では、香ばしくて薄い麦茶みたいと言っておられました。
最後に
自称健康オタクな私ですが、知らない食品も登場しました。手軽に手に入る物が多いので、また生活に取り入れていきたいと思います